【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「文香!」
「えっ、春輝さん!?」
「迎えに来たぞ?」
「ありがとうございます」
「なんだ。赤ちゃん、眠ってるのか」
「はい。ぐっすりです」
「本当に、かわいいな。さすが俺たちの子だな?」
「はい」
「本当に天使だな、この子は」
すやすやと眠る赤ちゃんの寝顔を見て、ふたりで笑いあった。
ふたりでも幸せ。だけど3人なら、もっと幸せ。
これからもっと、幸せになれるようにふたりで頑張っていくんだ。
みんなでたくさん思い出を作って、家族写真を増やしていくんだ。
「さ、帰ろうか?我が家へ」
「はい。赤ちゃんも一緒に、帰りましょうね?」
駅から車で、自宅へと帰った。