【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「何言ってるの?私は新米ママですよ?まだまだ分からないことばかりで、大変だけどね?」
「そっか。お前もママになったんだな。あの頃のおっちょこちょいな、お前じゃないみたいだな?」
「ええ〜どういう意味?ひどい」
「いや、なんつーか、お前ママになってだいぶ変わったよな?強くなった感じするし?」
「そ、そうかな?」
自分では、あんまりそういう感じがしなかったから、そう言われてちょっとびっくりした。
やっぱり、変化って自分じゃ分からないものなのかな?
「じゃ、俺仕事残ってるから行くわ。子育て、頑張れよ?」
「ありがとう、広沢くん」
「ああ。じゃあな?」
「バイバイ」
広沢くんと別れた私は、家に帰るために会社を出た。