【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「愛心〜こっちだよ!頑張って!」
「愛心!ガンバレ!ほら、パパが付いてるぞ!」
「いい感じだよ愛心!もうちょっとだよ!」
「愛心、ほらこっちだよ〜」
ハイハイしながらリビングの中を歩き回る愛心にそう声をかけながら、私たちはこうして動画を撮っている。
愛心のことが本当に可愛くて仕方ないのだ。
大きくなっても思い出に残せるように、私たちは動画や写真をたくさん撮っている。
こうして成長を感じるんだなと、いつも嬉しくなる。
「えへ。えヘヘヘ」
「なんだ愛心?ご機嫌さんか?」
「じゃあたくさん歩き回ったから、リンゴジュースでも、飲ませてあげようか?」
「そうするか。俺が飲ませてやるよ」
「ありがとうございます」