【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
キッチンで赤ちゃん用の哺乳瓶にリンゴジュースを入れて春輝さんに手渡した。
春輝さんは手際よくリンゴジュースを飲ませてくれた。
「春輝さん、上手になりましたね?」
「そうか?」
「はい。最初の頃に比べると、全然手つきが違います」
「そりゃあもう毎日やってるからな。上手くなるに決まってるだろ?」
「ふふふ。そうですね」
「文香も、オムツ変えたり着替えさせるの、だいぶ慣れてきたから早くなったよな?」
「そうですか?嬉しいです」
「しかし泣くだけだったけど、ハイハイが出来るようになったらこんなにも嬉しいんだな?」
「本当ですね。母親として、なんだか感動してしまいます」
「成長してる証拠だな?」
「はい」