【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「もしなにかあったら、遠慮なく言ってください」
「ああ。じゃあ早速、言ってもいいか?」
「はい。なんなりと」
「文香、今晩抱かせてくれ」
「へっ……!?」
「だってしばらく、抱けなかったんだから。そろそろ抱きたいんだよ、文香のこと」
「も、もう!春輝さんったら……!」
「文香、いいだろ?」
「……はい。どうぞ、抱いてください」
「今夜は寝かせるつもりないから、覚悟しろよ?」
「ええっ……!」
「なーんてな?冗談だよ」
「もう……!」
でもそんな春輝さんのことを、私は愛している。
春輝さんの全てを愛している。
私は春輝さんの妻だから、離れるつもりはないし、これからだって春輝さんを妻として支えていきたいと思っている。