【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「お疲れ様です。これ頼まれていた精算のレポートです。お願いします」
「ありがとうございます。助かります」
「いえ。では失礼します」
「はい。お疲れ様です」
「お疲れ様です」
経理部から戻ると、突然電話が鳴った。
保育園からだった。
「はい。篠崎です」
「お母さん、すみません。愛心ちゃんが高熱を出してしまって……!!可能でしたら、すぐに迎えに来ていただけますか?」
「ええっ!?わ、分かりました……!すぐに行きます!」
私は部長に事情を伝えて、すぐに愛心を保育園へと迎えに行った。
春輝さんにも愛心が熱を出したから早退するとメッセージを入れておいた。
「先生……!すみませんお待たせしました!」
「ああ、お母さん!突然すみません……!」
「いえ!あの、愛心は?」
「今はぐっすりと眠っています」
「そうですか……ご迷惑おかけしてしまって、すみません」