【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
何より不規則な生活になっているので、体が心配だった。
このまま頑張り続けて、体調を崩さないといいのだけれど……。
春輝さんは私たち営業企画部のチームの中で特にリーダーシップを取る人で、チームをまとめる人だからこそ、余計に心配だ。
色々と案件を掛け持ちしていたり、会議に出席したりとバタバタな1日を送っているから、とても心配なのだ。
春輝さんは優しいから、自分の体のことだけ考えていろと言うけど。
旦那さんが無理をしないように支えてあげるのも、妻である私の仕事だと思っているから、私も頑張らないとと思っている。
「ただいま」
「おかえりなさい。春輝さん」
「悪い。遅くなった」
「いえ、大丈夫ですよ。すぐにご飯、温め直しますね」
「ああ、ありがとう文香。愛心のお風呂、入れてやれなくてすまない」
「気にしないでください。私なら大丈夫ですから」
「文香は、体大丈夫か?悪阻、ひどくないか?」