【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
ミルクを飲む愛心に春輝さんはそう微笑んで言った。
春輝さん、本当にすっかりパパです。
表情が柔らかくなったというか、パパだなって感じがして、本当に優しい。
私にも気を遣ってくれるし、子育てにも積極的だし、優しいし、本当にいい旦那さん。
こんな人と結婚できた私は、幸せ者だ。
大好きな春輝さんと、愛おしい我が子に囲まれて生活するって、こんなにも幸せなことなんだな。
毎日の日々が宝物で、かけがえのないものになる。
そしてこれから生まれてくるもう一人の我が子にも、私たち家族はこんなにも幸せなんだと伝えたいくらいだ。
「……あ、動いた。動きました今」
「本当か?どれどれ?」
春輝さんもふっくらしたお腹に耳を立てて、動いているのを書く確認していた。
そして、「本当だ」と笑っていた。
「あともう少しの辛抱だな?」
「はい。もう少しです」
「楽しみだな。もう一人の我が子」
「はい」