【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「太田、今から商品開発部に行くぞ」
「へっ?商品開発部ですか?」
「ああ。俺が前に出した企画が今回商品化されることになった。この後打ち合わせをするから、お前も一緒にこい」
「えっ、私もですか?いいんですか?」
「良い機会だ。目の前で見れるのはめったにないからな。今後の勉強のために、見ておけ」
「は、はいっ!」
すごい!商品開発部の商品を今回見れるなんて!
めったにないって言ってたし、嬉しいかも!
「部長、商品開発部との打ち合わせに行ってきます。勉強のため、太田さんも連れていきます」
「いいじゃない!期待してるわよー篠崎くん!頑張って!」
「はい。失礼します」
「し、失礼します!」
篠崎さんと一緒に商品開発部へと向かう。
後ろを歩きながら、ドキドキしてしまい、下を向きそうになる。
「太田、今回はとても大事な打ち合わせなんだ。くれぐれもドジだけはするなよ?」
「えっ、はっ、はいっ! 気をつけます……」