【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





「……それと」

「はっ、はいっ!」

「……昨日のことだけど」

「へっ!?な、なんのこと、でしょうか……」





篠崎さんは立ち止まり、私のほうに振り返ると、私をじっと見つめた。
私はドキドキしてしまい、どうしたらいいのか分からなかった。





「……悪かった」

「えっ?」





篠崎さんは一言そう謝り、また歩き出した。
そして商品開発部のドアを開けて、中に入った。





「し、失礼します……」

私も恐る恐る中へと入ると……。




「うわぁ……。すごい!」

たくさんのお菓子のサンプルや冷凍食品などのサンプルが置いてあった。




「これは全部、営業企画部や商品開発部が考えて商品化したものだ」

「す、すごいです……! すごすぎます!」




ゆ、夢見たい!
こんなのを間近で見れるなんて!




「もちろん商品化しても、売れなかったものもある」

「えっ!そうなんですか?」

「当たり前だ。開発の段階でボツになったりもするからな」





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