【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「へぇ……」
「その中で優秀なものだけが商品化されるんだ。社員の意見や社長の意見を取り入れて、それを商品化できたものが、今のこれだ」
「そうだったんですね……」
「商品企画部は、毎月新しい新商品をこれでもかってくらい、考えないといけないから、けっこう大変なんだけどな」
「で、ですよね……」
なおさら私、この部署でやっていけるのか不安になる。
大丈夫かな、わたし……!?
「お前もそのうち、そういう立場になる。覚えておけ」
「はっ、はいっ!」
そしてその後、新商開発部の人たちがやってきて、打ち合わせが開始した。
その中には、篠崎さんの同期だと言っていたあの人もいた。
「今回の商品のサンプルを作ってみた。篠崎、見てみてくれ」
「はい。太田さんも」
「えっ?あっ、はい……」
できたばかりの商品サンプルを見てみると、7色の色が入ったカラフルな色合いがとてもきれいだった。
まるで虹のようなカラフルさだった。