【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「OK。りょーかい!疲れたと思うから、息抜きに休憩取ってきなさい」
「はい。太田さんも休憩取らせます」
「よろしく」
デスクに戻った私は、さっきのことを忘れないようにメモしておいた。
それにしてもさっきの篠崎さん、とてもカッコよくて、素敵だったなぁ。
本当に、仕事熱心な人だと思った。
最近の流行だったり、大人の女性のことだったり、いろんなことを考えていることを、改めて知った。
本当に、尊敬できる先輩だ。
見習わないと……。
「太田、休憩行くぞ」
「えっ、あっ、はい!」
「何か飲むか?」
「いえ、自分で買うので大丈夫です!」
「いい。気にするな。これで何か飲みもん買ってこい」
「ありがとうございます」
篠崎さんは300円渡してくれた。
わたしは、自販機でカフェラテを買った。
「篠崎さん、お釣りです」
「ああ」
「またごちそうになっちゃって、すいません」
「気にするな」