【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「ありがとうございます」
篠崎さんは、近くで見るとよりかっこよくて、思わずキュンとしてしまう。
……イケメンすぎて、ヤバイ!
「とりあえず、社内を案内するよ。着いてきて」
「はい」
篠崎さんの後に続いて、社内を歩いていく。
社内は広くて、いろんな部署がある。
「ここは商品開発部だ。新商品の開発や、お客様からの声をいただいて、どう改良していくかを再度考え直したりする部署だ。俺はもともと、この部署の出身なんだ」
「えっ! そうなんですか?」
「ああ。今の部署はまだ1年位かな? 俺も新卒で入ったけど、ここの部署の方が長かったんだ」
「そうだったんですね!」
篠崎さんは、商品開発部の出身だったのか!
すごい所にいたんだな!
「もともと俺は、商品企画部希望だったから、ようやく5年経って念願が叶ったって感じかな?」
「へぇ、そうだったんですね!」
「ここには、俺の同期もいるんだ」