【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「……そうですか?あ、後、今度ご飯行こうって誘われました」
「はっ!?まじかよ……」
「はい。それが何か?」
「……別に。次プレゼン用の資料を作るから、手伝ってくれ」
「分かりました!」
ちょっとだけ、篠崎さんの顔が怒っているような気がしたけど、気のせいだよね?
別に変なこと、言ってないし。
「太田、俺のパソコン持ってこい」
「あ、はい。分かりました」
私は資料さんのデスクから、パソコンを持ってきた。
「資料作るの教えてやる。パソコン開いて」
「はい」
「ここをクリックしてみろ」
「あ、はい……」
何この状況?めちゃくちゃ、近い。
ヤバイ……なんかこう、ドキドキしちゃう。
「ここにカーソルを合わせて、コピーして貼り付けする。……ほら、ちゃんと出来ただろ?」
「は、はいっ……!」
ヤバイ。あまりにも距離が近すぎて、ドキドキが最高潮に達してきた……!