【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「そうなんですか?」
「ああ。で、ここは経理部で……」
篠崎さんは社内を案内しながら、色々と説明してくれる。
とても優しくて、笑顔が素敵な人だなと、思った。
「ーーまぁ、社内は一通りこんな感じかな?何か分からなかったこととか、ある?」
「いえ、大丈夫です!ありがとうございました!」
「この後、商品開発部がどういう部署か詳しく説明するね」
「はい!」
その日、商品開発部がどういうことをしているのかを教えてもらった。
そして私はその日以来、篠崎さんを意識するようになり、近くにいるだけでドキドキしてしまい、なんだかもう毎日が大変だった。
気が付いたら私は、篠崎さんのことを好きになっていた。
どうしようもなくドキドキして、顔もまともに見ることができなくなっていた。
そんなこんな仕事を教えてもらう時も、ドキドキしてしまい、緊張であまり話せなくなっていた。
それから1ヶ月経った頃、私は篠崎さんの本性を知ってしまうことになるのだった………。