【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
□それは独占欲?
「篠崎さん、ストイックだしね。自分がこうだって思ったことは、最後までやり遂げるタイプだか。何度も何度もやり直して、形にするのが、篠崎さんかな?」
「ストイックだなぁ」
「そう。だからあたしも、人としても、同じ部署の人間としても、とても尊敬する」
「……へぇ。もう俺は全然ダメだわ。失敗ばかりで、毎日へこんでる」
「元気出して!大丈夫だって!」
「太田にそう言われると、元気出るかも」
「だって経理の仕事って、毎日数字と向き合わないといけないんでしょ?神経使いそうだもん」
「ほんとそれなぁ。マジで頭も疲れる」
「たまにはリフレッシュしないとね?」
「太田、ありがとう」
「同期のよしみだよ。気にしないで。あたしも広沢くんには助けてもらってるし」
「そうか?」
「そうだよ。広沢くんとは、同期でよかったと思ってる」
「偶然。俺も同じだわ」
「それはよかった」
なんて色んな話をしている時は、とても楽しい。