【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
2回目に目を覚ました時は、もうお昼だった。
私はそろっとベッドから起き上がると、服を着替えた。
とりあえず私は、寝室を出てキッチンへと向かった。
何か、作ってあげようかな?
篠崎さん、冷蔵庫を勝手に開けます。ごめんなさい。
静かに冷蔵庫を開けて、中身を確認。
「……けっこう、色々入ってるんだな」
これなら何か、作れそう。
私は手を洗って、冷蔵庫からいくつか食材を取り出した。
包丁とまな板を拝借し、料理を始めた。
しばらくして、篠崎さんは静かに寝室から出てきた。
そして私の姿を見て、びっくりしていた。
「……文香? お前、何してるんだ?」
そして目を丸くして、私に問いかける。
「お昼ごはん、作ってるんです」
「はっ?」
「もうすぐ、ごはん出来ますから」
「あ、ああ」
篠崎さんは、少し困ったような顔をしていた。
そして私に駆け寄り、後ろから抱きしめてきた。