【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「お待たせ。待たせたな」
「いえ。今出来ましたので大丈夫です」
「お腹空いた。食べよう」
「はい」
二人で席に座り、夕食を食べ始めた。
篠崎さんは、美味しいと言いながら全部食べてくれた。
「ごちそうさま。本当においしかった」
「それはよかったです」
「また作ってくれ。トマトの……なんだっけ?」
「カプレーゼ、ですか?」
「それそれ。あれマジでうまかった」
「はい。またいつでも作ります」
「楽しみにしてる」
その後はリビングでソファーに座り、のんびり旅行に行く場所や旅館を決めたり、観光地を選んだりした。
二人でパソコンで調べたりして、なんだか楽しかった。
「あ、そうだ。文香、ちょっと提案があるんだけど?」
「……はい?提案ですか?」
「ああ」
「……提案とは、なんでしょうか?」
「ーーー俺と一緒に、住まない?」
「………へっ!?えっ、えっ!?」
今、俺と一緒に住まない?って言った………!?