【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
そのまま唇が離れると、寝室のドアを開けて、ベッドへと運ばれる。
私の頬に手を当てて、優しくなでると、またそっとキスを落とす。
「………ん、はるきさん………」
「……そんなかわいい顔されると、止まれないんだけど?」
「えっ………?」
「そんな顔して煽られるとさ、俺だって男だから、理性保てなくなるんだけど?」
「………っ」
そんなことを言われて急に恥ずかしくなる。
そんなつもり、全然なかったんだけど………。
「……大好きです、春輝さん」
「お前って、本当にかわいいこと言うのな?……悪いけど、今からお前を抱くから、覚悟しろよ?」
「……はい」
私はもう、篠崎さんの虜になってしまっていた。
だってもう、彼のそばから離れることができない。
「……んっ、篠崎さん………」
首元に唇が触れて、くすぐったくて、じれったい気持ちになる。
「……文香………好きだよ………」
「んん………やっ………」