【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「篠崎さん、おはようございます」
「文香、おはよう。よく眠れたか?」
「……はい。ぐっすり眠れました」
「それはよかった。コーヒーでも飲むか?」
「あ、はい。じゃあ、いただきます」
「用意する。座って待ってろ」
「……ありがとうございます」
ソファーに座りテレビを付けると、今日の天気予報がやっていた。
今日は快晴で、気温も平年より少し高いらしい。
「文香、はい。コーヒー」
「ありがとうございます」
「今日は良い天気なんだな」
「みたいですね。そうだ。もし、篠崎さんさえ良ければ、良いお天気なので、お弁当を持ってピクニックでも行きませんか?」
「いいな、それ。お弁当、作ってくれるのか?」
「はい。私で良ければ。サンドイッチ、作りましょうか?」
「サンドイッチか。いいな。なんか、ピクニックっぽいな」
「ですね。ちょうど食パンがたくさんあったので、サンドイッチ作れそうだなと思っていたので、ちょうどよかったです」