【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





服に着替えて、水筒とお弁当を持ち、近くにある公園へと向かった。
車で行ってもよかったけど、たまには歩こうということで、歩いていくことにした。





「気持ちいいですね」

「そうだな。気持ちいいな」

「はい。気持ちいいです」





こうやってふたりで歩く道は、なんだかとても新鮮で、とても楽しいものだった。
歩いて約30分。公園に着いた。




休日ということもあり、公園は家族連れで賑わっていた。
フリスビーをして遊んでいる人や、バドミントンをしている人。




そしてレジャーシートを敷いて寝転んでいる人や、絵を書いている人もいる。
なんだかとても、心が癒やされた。




「けっこういるな、人」

「そうですね。休日だからですかね?」

「たぶん、そうだな。あ、そこ空いてるな。あそこ、座ろうか」

「はい。座りましょう」




レジャーシートを広げて、お弁当をカバンから取り出した。
サンドイッチを広げて、ふたりで食べた。



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