【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「すぐにご飯作りますね」
「ああ。手伝うことがあったら言ってくれ」
「ありがとうございます」
服を着替えてから、急いで夕食の準備を始める。
好きな人にハンバーグを作る日がくるなんて、思ってもいなかった。
篠崎さんは、私の作る料理を何でも美味しいって食べてくれるし、食器を洗ってくれたりする。
優しくて、でも時々嫉妬深くて、野獣みたいな人なのだ。
ハンバーグの種ができて、フライパンに油を引いて形を整えながら焼いていく。
ハンバーグのいいニオイがしてきた。
「うーん、いいニオイ」
一度フタを開けて、ハンバーグをひっくり返してみると、いい焼色がついていた。
火を弱火にして、じっくり焼いていく。
その間にきゅうりを切り、レタスをちぎって、ミニトマトを乗せたりして、サラダを作っていく。
その間にハンバーグを見てみると、きれいに焼き上がっていた。
お皿に盛り付け、ハンバーグソースをかけて、テーブルへと運ぶ。