【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





ちょうどその時、篠崎さんが部屋から出てきた。
「お、いいニオイ」と言いながら笑っていた。





「今ご飯できました」

「りょーかい。手洗ってくるよ」

「はい」





ご飯を茶碗によそい、お箸を並べる。
麦茶をグラスに入れた頃、篠崎さんが戻ってきた。




「お待たせ」

「じゃあ、食べましょうか」

「ああ」

「では、いただきます」

「いただきます」




ふたりで夕食を食べ始める。
篠崎さんはハンバーグやサラダなど、美味しいと食べてくれていた。





「ほんとにうまい。止まらない」

「ハンバーグ、たくさん焼いたのでたくさん食べてくださいね」

「ああ。ありがとう」

「余ったら冷凍しておきますね」

「ああ」




テレビを付けると、バラエティー番組でドッキリをやっていた。
まさかの、今話題の女優さんがドッキリにかけられていた。



「えっ!あの女優さんがドッキリにかかってますよ!」

「マジか!」






< 87 / 206 >

この作品をシェア

pagetop