【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
ちょうどその時、篠崎さんが部屋から出てきた。
「お、いいニオイ」と言いながら笑っていた。
「今ご飯できました」
「りょーかい。手洗ってくるよ」
「はい」
ご飯を茶碗によそい、お箸を並べる。
麦茶をグラスに入れた頃、篠崎さんが戻ってきた。
「お待たせ」
「じゃあ、食べましょうか」
「ああ」
「では、いただきます」
「いただきます」
ふたりで夕食を食べ始める。
篠崎さんはハンバーグやサラダなど、美味しいと食べてくれていた。
「ほんとにうまい。止まらない」
「ハンバーグ、たくさん焼いたのでたくさん食べてくださいね」
「ああ。ありがとう」
「余ったら冷凍しておきますね」
「ああ」
テレビを付けると、バラエティー番組でドッキリをやっていた。
まさかの、今話題の女優さんがドッキリにかけられていた。
「えっ!あの女優さんがドッキリにかかってますよ!」
「マジか!」