【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。





「ええ、しかもクリーム包受けてますね!」

「これはあれだな。カオスだな」

「ですね」





こんなふうに笑いあったりするのって、とても素敵なことだと思う。
大好きな人と、こうやって過ごせることは、何よりも愛おしいと思う。





「あれ、あの人って最近結婚した芸人だよな?確かモデルと結婚した人」

「あー!そうでしたね。まさかのびっくりした人ですね」

「なぁ。すげぇなー芸人とモデルだもんな。どこにそんな接点があるんだ?」

「確か奥さんのほうのSNSに、奥さんの方からアプローチしたって書いてありましたね」

「まじか!これまた意外だな」

「そうですね。人生何が起きるか分かりませんからね。恋愛も、結婚も」

「確かにな。俺たちがこうやって一緒にいるのでさえ、ある意味予想外なことだしな」

「ほんとです。予想外です。まさかこうなるなんて思ってなかったので」

「でもそのおかげで、今がある」

「はい」  





幸せな1日だった。







< 88 / 206 >

この作品をシェア

pagetop