【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
「じゃあ、出発するぞ?」
「はい。よろしくお願いします」
篠崎さんの車は、ハザードランプを消し自宅へと向かった。
篠崎さんの運転する姿は、とても素敵なのだ。
しかも片手運転で、スマートな運転手だし、もうカッコいいしかでてこない。
運転するのがうまい人って、憧れる。
私は免許はあるけど、運転は苦手なのでできればあまりしたくない。
駐車が特に苦手で、なんであんなに難しいのだろうといつも思っている。
「文香、お腹空いてるか?」
「あ、そう言われれば、今日は朝から何も食べてなかったので、お腹空きました」
「そこのレストランで、何か食べて帰るか」
「はい。そうしましょう」
篠崎さんはレストランへと入り、車を駐車した。
そしてレストランの中へ入ると、店員さんが席を2つ用意してくれた。
篠崎さんと向き合うように座り、メニューを開きながら、何を食べたいか考えた。
そして数分後、メニューとにらめしていると、お冷とおしぼりがテーブルに置かれた。