死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
遡るとこ1時間…





「じゃあ、話すわね?」


クーちゃんが私たちに話したことは


未雨が危ない組織の人達と手を組んでいること

色んな人を苦しめていること


そして、最も衝撃的だったのが…


人殺しをしているということ


嘘だと思った。


「未雨はそんな事するような人じゃない!!」


「鴉、それ…本当なのか?」


と蒼弥が聞くと


「だから、鴉と…」


「ハァ…。本当よ。」


クーちゃんは鴉と言われたら怒るのに、今は怒らなかった。


そりゃ、こんなに真剣な顔だから、怒れないよね…。


と私は思った。


蒼弥は普段はふざけてるけど、真剣な顔になると迫力というか…なんと言うか…。


とりあえず、少しだけ怖くなる。


「ハッキングだってしたわ。」


ハッキング?!


ハッキングってまさかあの?!


「その話が間違ってるってことは?」


「95%ありえないわね。まぁ残りの5%は有り得るけど…。」


5%…


「他にも色々な視点から情報を集めたけど…。全て同じだったわ。」


と言ってクーちゃんは璃羽都の方を向き


「リウちゃん…貴方ならなにか知ってるんじゃない?」


璃羽都が?!


「そうなの、璃羽都?!」


知ってるのなら…教えて欲しい。
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