死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「そうでなくっちゃ。」


「…はぁ?」


「だ〜か〜ら〜」


「そうでなくちゃ、ワタシの情報は教えてあげないって言ったのよ!!」


「中途半端な気持ちじゃ、あの子を…救ってあげられるはず無いでしょ?」


「鴉…。」


「「……」」


「だから、鴉って呼ぶなと何回も言ってんでしょ」


((璃羽都の奴…地雷踏んだな…))


バキッ


ゴキッ


「っ…」


璃羽都はその後どうなったかと言うと…


「いってぇ…」


「あの…ヤロー…。」


と言いながら、夏那に手当してもらっていた。


「鴉なんて言うから…。璃羽都も悪いでしょ。」


夏那に言われながら。


ん?そう言えばクーちゃん璃羽都と話してる時に"そうでなくちゃ、ワタシの情報は教えてあげない"って言ってたけど…


どういうことなんだろう…。


なんて考えていると


「フゥ…リウちゃんの決心も着いたようだし、残りの情報を教えてあげようじゃない。」


「残りの…」


「情報?」


残りの情報って…


まだ続きがあるの?


「聞きたいんでしょ?」


「うん!!教えて!!」


「みっちん、貴方ならそう言うと思ったわ。」


「他の人もみっちんと同じ意見かしら?」


みんな…


みんなはそうは思っていないのかもしれない…。


さっきクーちゃんは言ってた。


この件、未雨に関わればみんなが不幸になると…。
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