死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
次の仕事…


この仕事さえこなせばあの子を返してくれるって言ってたってことは、それほど大きな仕事なんだろう…


この仕事だけは…失敗は許されない。


それに…アイツは自由も与えてくれると言った。


そしたら…また美月たちと…。


いや、それは出来ないか…。


私はここまで奴らに協力したんだ。


美月と同じ道を歩くことは出来ない。


「…」


当たり前…か…。


「はははっ…」


何、おかしな事を思っていたんだろう。


最初からわかってたことじゃんか。


私は死にたい。そして…あの子を自由にする。


美月と同じ道を歩いていようとは考えてなかった。


最初から…。


アイツ…璃羽都のせいで少し可笑しくなっちゃってたのか。


「フゥ…」


と息を吐き出し、


少し疲れたから寝ることにした。
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