死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
…ここは?


『未雨…どうしてあの時助けてくれなかったの?』


『なんで?』


っ…!!


『ねぇ、なんで?』




















「おい、起きろ。未雨!!」


「ん…」


「いつまで寝てんだ。さっさと起きろ。」


目を覚まし、1番最初に見たのは霖也の部下だった。


「…」


さっきのは夢…だよね…


「ボケっとしてねーでさっさと動け。」


「次の仕事だ。」


次の仕事…


そうだった。


「すぐ準備して下に来い。」


私は急いで準備をし、


霖也の部下が言う下の広場に行くと


「思ってたより、早かったなぁ?」


「…」


「ほんとにお前は必要以上離さないよな?」


「必要以上に話して何になるの?」


コイツと話すぐらいなら…


仕事をしてる方がマシだ。
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