死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「今日がbaideddoとの決戦の日…だよね…」


倉庫で璃羽都たちに向かって呟く。


「あぁ。なんで急にこんな事になったのかはわかんねぇーけどな。」


璃羽都は呟いてため息を漏らした。


「で、美月。ここが決戦の場になるかもしれない。だから家に帰れ。もちろん夏那も。」


そっか…。


そうだよね。私がいたって邪魔になるだけだもん。


ここは"わかった"って言うしかないよね。


「わかった。」


「でも、約束してくれる?みんなで勝って、元気に戻ってきてくれる?」


私が雷鬼のみんなに向かって言うと


「美月さん、俺ら強いんで大丈夫です!」


「美月さん、心配嬉しいっす!!」


「約束は守ります!」


なんて下っ端たちが言ってくれた。


みんな…。


「あと、決戦が終わったら連絡してくれる?」


「「はい!!!!」」


と言う元気な返事を聞いて、


「夏那、そろそろ行こ?」


遥輝と話していた夏那に声をかけ私たちは倉庫をさった。


「みんななら大丈夫。」


そう呟いて。













「美月さん、すげー心配してたっすね。」


波瑠が璃羽都に言うと


「あぁ。美月は自分のことは心配しねぇーのに、人のことになるとすげー心配する奴だよ。」


「じゃあ、美月さんと約束した通り元気で帰ってきて安心させてやらないとっすね」


「だな。」


それに…一刻も早く、この決戦終わらして未雨を探さねぇーと。


「お前ら、準備は出来てるか?」


「「うっす!」」


「それじゃあ、そろそろ暴れるぞぉ!!」


「「おぉぉ!!!!!!」」


気合いを入れて倉庫を出ると


「よぉ、璃羽都。久しぶり」


baideddoの総長、霖也が話しかけてきた。
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