死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「あぁ。これくらい分かるさ。まぁ、未雨はわからなかったみてぇーだけどな。」


こっちを見てニヤニヤする咲夜


「気づかなくて悪かったわね!」


私はそう言って咲夜の足を思いっきり踏んだ。


「いてっ!!おい、未雨!!」


咲夜が悪いんだから。


ってそうじゃなくて…


「普、あんたも協力してくれんの?」


「あぁ。俺だって咲夜と同じさ。」


「もう…我慢の限界だ。俺の弟と、妹に手あげやがって!!」


と言うと普はこっちを見て


「未雨、咲夜、3人でbaideddoを潰そう。」


3人でそう決めたものの…


「どうやって潰す?」


早速、問題が起きた。


「俺は頭わりぃーから、そういうのはお前らで考えろ。」


普はさっそく降参。


まぁ、最初から普にはあまり期待して無かったけどね。


本人には言わないけど。


でもどうしよう…


と考えていると


「おい、普。そろそろ戻んねぇーとやべぇーぞ。」


咲夜がスマホを見て言い出した。


「そうだな。じゃあ未雨、また後で来る。」


そう言って2人は部屋から出ていったが


それ以来、2人が来ることはなかった。


それからというもの、霖也が毎日と言うほど来て


「未雨、お前またよからぬ事を考えるなよ?」


「…」


そう言っては部屋から出ていくという日々が続いた。


それから普と咲夜が部屋に来なくなってから1週間がすぎた。
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