死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
とりあえず、みんなの手当はしたし、この状況を変えないと…。


1人ずつ殺していく…。


この子達を殺させてはいけない。


「ねぇ、何があってもアンタ達だけは生き延びてね?」


「…はい」


「って言うか、未雨さんもですよ?みんなで生き延びましょうね。」


「未雨さんが居なくなっちゃったら俺らが困りますから。」


えっ?


「困る?どういう事?」


「だって、未雨さんが居なくなると総長の機嫌が悪くなるんすよ。あれは…」


1人の下っ端が言い出したのを


バコッ!!


「馬鹿!!それを言うな!!」


違う子が殴って話を止めた。


「お前、総長にバレたら殺されるぞ!」


「あっ…やべっ!!あ、あの、今のことは総長に秘密でお願いします!」


さっきの話は途中で終わってしまった。


あれは…どういう意味だったんだろ。


「ってか、アンタ達はなんで捕まったの?」


と私が聞くと


「えっと…」


「そのぉ…」


下っ端達は私から目を逸らした。


えっ?目を逸らした?


なぜ?


不思議に思っていると


「大変恥ずかしいのですが…俺はアイスにつられました…/////」


「俺は美女に…でも、とっても美しかったんだ!仕方ないだろ…です!」


「俺は可愛い動物を追いかけてたら…捕まっちゃいました(笑)」


「僕は手伝って欲しいとお願いされたのでついて行ったら…捕まりました。まさか罠だったとは…」


"僕くん"君はいい子だよ。だけど…他の3人は…


そりゃぁ、捕まりますよ!


「アンタたち、よく今まで生きてこられたね。」


ある意味すごいよ!


「「はい!よく言われます(笑)!!」


笑い事じゃないって…


「こりゃダメだわ…」


と私が呟くと


「未雨さんちょっと変わりましたか?」


「えっ?」


「それ、俺も思った!前までは"話しかけんな!!"みたいなオーラが出てて、あまり近づけなかったんすけど…」


「俺も思う。未雨さん変わりましたよ!特にオーラが!!」


「僕もそう思います。僕が言うのもあれですが…今の方がとてもいいと思います!」


変わった?


それ…前にも言われた。


確か…璃羽都にだったっけ?
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