死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「お前何言ってんの?!」


「別にいいじゃん!ねっ?」


会議なのに…私が行っていいの?


返事ができず璃羽都を見ると


「……仕方ないっか。お前も行くぞ。」


「わかった…」


と頷き明日は会議に行くことになった。


「それにしても名前で呼べないって不便だな…」


と言い出す蒼弥。


「確かに…」


どうしよう…教えてもいいのかな?


「なぁ、無理に名前はいいからなんかあだ名とかねぇーの?」


あだ名とかないし…


考えたが浮かばなかったため、仕方なく


「未雨。」


「それが…私の名前。」


自分の名前を言った。すると蒼弥がニヤニヤして


「それが君の名前か…」


「ちょー可愛いじゃん!!」


可愛い?


そんなこと…初めて言われた。


「へぇ〜。未雨って言うのか。いい名前じゃん!」


同じく璃羽都も褒めてくれた。


「…いい名前?」


「あぁ。じゃあ未雨って呼んでいいんだな?」


コクッ


何故かこの人に名前を呼ばれるのは…嫌じゃない。だから


コクッと頷いた。


「じゃあ、未雨ちゃん明日ね」


蒼弥はそう言うと帰っていった。


チャライ人だったな…


蒼弥が帰ったあと私はずっーとゴロゴロして、夕方頃にはベットに入った。
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