死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
璃羽都がこうなったのはもしかしてっ…


と思い、横を見ると


「ちょっと息抜きを…と…」


と言って私から目をそらす蒼弥。


やっぱり蒼弥か…。


「息抜きどころじゃないでしょ!これ!」


私は璃羽都を指さした。


「いやぁ…俺もまさかここまでなるとは…」


蒼弥は私から目を逸らしながら言うと


「ボトル12本飲ませればそうなるだろ…」


と隣で遥輝が呟いた。


「おい!それは言わねぇー約束だろ!」


12…本?


「…蒼弥?」


「ヒッ!!」


「いくらなんでも12本はないでしょ!12本は!!」


璃羽都も未成年だよ?


12本はさすがにヤバいって!


私が蒼弥を怒ろうとしようとした時だった。
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