死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「なぁ、未雨。俺から離れんなよ…」


さっきまで俺様だったのに、急に悲しそうな顔なんてされたら…


「なぁ、お前はずっと俺から離れねぇーよな?」


悲しそうな顔で言う璃羽都。


またその言葉。


私は…絶対に璃羽都から離れない。とは約束できない。


私が何も言えないでいると


「璃羽都、お前そこまでにしとけよ。そろそろ寝ろ。」


「はぁ?なんで俺が遥輝に指図されないといけないわけ?」


「こいつも困ってるだろ」


遥輝は私を指さして言った。


すると璃羽都は再び私に視線を戻して


「未雨は困ってんのか?」


「ちょっ、ちょっとだけ?」


「じゃあ、俺が寝たら困らねぇーんだな?」


少し可哀想ではあったが、


ここは"うん"と頷くしか!


「うん」


「じゃあ、俺寝るよ。その代わり、未雨も一緒な?」


はい?!


「遥輝、それなら文句ねぇーだろ?」


ちょっ、遥輝助けて…


助けて欲しくて遥輝を見ると


「別にそれならいい。」


私が良くない!
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