死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
結局私は璃羽都とともに総長室に行った。


そしてベットに横になると璃羽都が話しかけてきた。


「未雨、お前のことは何があっても守るから。だから…俺の傍から離れないでくれ。」


璃羽都…


「これから…俺らは霖也と戦う。その戦いで無傷ではいられないと思う。」


「だけど…未雨だけは絶てぇー守る。んで、未雨が心の底から笑えるようにしてやる。」


私が心の底から笑えるように…。


「だから…何がなんでも誰一人かけずみんなでここに帰るぞ。約束だ。」


約束…。


「うん…。みんなでここに帰ろうね。」


みんなで…誰一人かけず。


倉庫に帰るんだ。


ってか、璃羽都急に黙ったんだけど…。そのせいかは分からないけど、心臓バクバクしすぎて寝れない。


璃羽都は…って…


「もう寝てんの?!」


さっきまで話してたのに…。やっぱり疲れてたのかな?


総長室に行く前遥輝言ってたなぁ…


璃羽都がこんなに酔うのは初めてみたって。


最近、あまり寝れてなかったみたいだし…


と思い、私は璃羽都の目の下にあるクマを見る。


今日だけでも、ぐっすり寝てくれたらいいな。


そう思いながら私も目をつぶった。
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