死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
【璃羽都side】


「ん…」


朝…?


と思いながら、目を開けると


「っ…?!」


未雨?!


なんで…未雨が…


ん?


俺、昨日…


『未雨、お前は居なく…ならないよな?』


『未雨、蒼弥ばっかりじゃなくて、俺と話せよ』


『未雨は俺より蒼弥なんかがいいのかよ』


『まぁ、未雨は俺のもんだから蒼弥になんて渡さねぇーけど』


『俺、離れんの嫌なんだけど』


俺は次々に昨日言ったことを思い出す。


やべぇ…


俺、結構やばいこと言ったわ…


うわぁ…


どうしよ…


蒼弥のやろ…あいつ俺に酒をいっぱい飲ませやがったな…


しかも、昨日に限って。


昨日は…ダメな日だったつーのに。


昨日はあいつの…。


絶対、後で許さねぇ。


ところで、俺は下の階に行くか。


ここで未雨が起きたら、絶対変な空気になっちまうな。


と思い俺は総長室から出て、下に降りた。
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