死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
雷鬼のメンバーに手を出したのは霖也の可能性が高いこと


霖也が裏で何かを動かしていること


霖也の居場所がもう少しでわかること


色々なことを聞いた。


「霖也が動き出してるってことはそろそろってことなんだね」


「あぁ。それで、未雨にもう一度聞きたい。」


ん?


「未雨は本当に俺らと一緒に戦うんだな?」


と言われ、


「もちろん!」


私が即答すると


璃羽都から少し笑みが消えた。


「璃羽都?」


「前にも言った通り、俺は未雨に戦って欲しくねぇーんだ。けど、そう言ったって未雨は聞く耳持たないんだろ?」


璃羽都…


「俺は…交戦の場で未雨を本当に守り通せるかわからねぇ。」


と言って下を向き、


「俺にとって未雨は、未雨が思っている以上に大切なんだ」


「考えてしまうんだ。もし、守れなかったら?ってな…」


「今、弱気なこと言ってらんねぇーのは俺もわかってる。けど、ダメなんだよ。どうしても頭から離れねぇーんだ」


璃羽都…


何があなたをそこまで…


「俺は…俺の大切なものが奪われるのが怖い」


その気持ちは私もわかる。


私だって大切なものが奪われたら怖い。


「もう、嫌なんだ…あんな思いをすんのは…」


あんな思い?


もしかすると…璃羽都は


璃羽都は誰かを…
< 200 / 276 >

この作品をシェア

pagetop