死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「おい、璃羽都。お前最近ちゃんと寝てねぇーだろ」


「ちょっとな。」


あれから1週間がたち、璃羽都のクマはさらに酷くなっていった。


クマが酷くなってからは蒼弥達が璃羽都を寝かせようとするも


「大丈夫だ。心配すんなって。ちょっとした寝不足だ」


璃羽都は言うことを全く聞いてくれなかった。


「一応、交戦はそろそろだ。しっかり寝て万全な状態じゃねぇーと…」


「俺はいつだって万全だ」


璃羽都…


璃羽都は"大丈夫"の一点張り。


どうしたら寝てくれるのだろう。と思っていると


「お前、まさかあの夢を見てるのか?」


蒼弥が真剣な顔で璃羽都に聞くと


璃羽都は目を大きく見開いて、


「お前に関係ない。」


と言って倉庫から出ていった。


あの夢?


一体…


なんの事か聞こうとしたものの蒼弥の顔は少し暗く、聞ける状態ではなかった。
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