死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
ん?


兄貴?!


「兄弟だったの?!」


璃羽都が口を開く前に、私がそう言うと


「あれ?言わなかったっけ?」


希璃都…そんなの一言も言ってなかったよ!!


『言わなかったよ!』そう言おうとした時だった。


「希璃都、お前どうやってここに…」


璃羽都が驚いた顔で聞くと、


「電車で来たんだよ」


「ったく、蒼弥に迷惑かけて…。って、クマやばいじゃねぇーか!」


璃羽都の顔を見て驚く希璃都。


「こんなの大丈「全然大丈夫じゃねぇーだろ!まだあの夢見てんのかよ」


あの夢…


確か蒼弥も言ってた。


「…」


「兄貴…」
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