死にたがり屋の少女は暴走族と･･･

いくら俺が他のやつより強くても大人数にはかなわねぇ。


それに…今回はまだ怪我が完治してないやつだっていた。


俺がもう少し…もう少し…


蒼弥の言葉に返せないでいると


｢えっ？余裕じゃなかったのか?!｣


｢わぁーお。それはヤバいな。総長さん交代かぁ？｣


そうかもしれないな…


蒼弥の言葉に納得していると


ﾊﾞｼｯと俺は思いっきり背中を叩かれた。


｢いってぇ…。何すんだ｢何しおれてんだよ。いつもの璃羽都らしくねぇ！｣


と怒鳴られた。


｢いつものお前はもっと自分に自信があって、キラキラしてんだよ！｣


｢お前がそんなんだと俺らはどうすればいい！そんなお前だとあいつらだって困るだろ！｣


｢っ…｣


そうだな。俺がこんなんでどうすんだ。


俺は未雨を失いかけて恐れてたんだ…


俺が俯いて何も言わずにいると


｢お前、決めたんだろ？次は絶対未雨ちゃんを守るって。｣


こいつ…どこで…


｢それ、どこで聞いたんだ？｣


｢あっ…やっちまった…｣


こいつ聞いてたのかよ！


俺が怒りで拳が震えていると


｢おい、そこまでにしとけ。今は｣


遥輝が俺の肩に手を置いて言ってきた。


｢こいつら倒してからにしろ｣


そうだった。すっかり忘れてたぜ。


ｳｼｯ。蒼弥への怒りをこいつらにぶつけるとするか。


ｿﾞｸｯ！


｢（なんか悪寒が…）｣


蒼弥が肩を震わせながらそう思っていたのは璃羽都は知るよしもなく、baideddoのいる方へ突っ込んで行った。