死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
あれから2週間がたった。


ついにこの日が来た。


「とうとうbaideddoとやるのか。」


俺たちはあれから決戦日に向けて準備をし、やっと準備が整った。


未雨、今からお前を助けに行くよ。


「2週間ぶりだなぁ。雷鬼の総長さんよぉ」


と俺に声をかけてきたのは普だ。


「あぁ。2週間ぶりだな」


「約束通り連れてきたぜ。80人をよぉ。」


そう言って後ろを指さす普。


こいつ…本当に連れてきやがったのか。


「助かる」


俺が素直に礼を言うと


「礼なんか言うんじゃねぇ!男に礼を言われんのは気色悪ぃ。」


普はそう言って俺に背を向けた。


すると俺の後ろから


「何?恥ずかしちゃってんの?」


蒼弥がそう言って現れた。


「そんなんじゃねぇ!黙ってろ!女たらしが…」


ブチッ


「だれが女たらしだ!この女顔!!」


ブチッ


「だれが女顔だよ!女たらしおめぇ…」


突然2人が言い合いをし始めた。


「おい、普。落ち着けって…」


「蒼弥、お前もだ。」


俺と咲夜が2人を止めるも


「女顔だぞ?んな事言われて黙ってられっか!」


「女たらし?そんな事言われちゃ許せないだろ!」


はぁ…


似た者同士かよ…


これじゃいつまで経ってもbaideddoのとこに行けねぇーじゃねぇーか。


どうにかして2人を…


と思っていると


「普、蒼弥。そろそろ行かないと未雨が危ない」


詩雨が二人の間に立ちそう言うと2人は黙り


「チッ。この続きは未雨助けてからだ。」


「ハッ。こっちもそのつもりだよ。未雨ちゃん助けた後覚えとけよ?」


と2人の言い合い…喧嘩?は終わり、baideddoの所へ行くことになった。


最初からこんなんで俺ら大丈夫か?


と璃羽都が思ったことはもちろん、誰も知らない。
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