死にたがり屋の少女は暴走族と･･･

バイクを飛ばすこと30分


｢ここがあいつら…baideddoの本拠地だ。｣


結構…デカい


｢本当にここが？｣


｢だから本当だって言ってんだろ!!女たらし！｣


｢なんだと！この女顔!!｣


また始まった。


ここ、敵の敷地だぞ？


まぁ、止めても聞かないしな。


と俺は2人を無視して咲夜に話しかける。


｢ここに…居るんだな？｣


｢あぁ。でも気つけろ。ここからは本当にやばいぜ？｣


｢俺らもこの中に何人いるかは予想できねぇ。｣


何人いるわからねぇ。


けどここに居るんなら、俺が…俺らか助けねぇとな。


負けられない戦い。


｢お前ら！行くぞ!!｣


俺がそう言うのと同時にbaideddoの奴らが倉庫？の中からウジャウジャ出てきた。


俺らはそいつらを片っ端から片付けていく。


もちろん、殺しはしねぇ。


けど、倒しても次々起き上がってきやがる。


これじゃ未雨助けるどころか中にも入れねぇ。


と内心焦っていると


｢おい、何してやがる！｣


｢さっさと未雨を助けにいけ！｣


普が俺に向かって大声で叫んだ。


｢ここは俺たちが引き受ける。璃羽都は未雨を…。姉さんを助けてくれ！｣


それに続いて詩雨もそう言ってきた。


｢総長！俺らで道を作るっす！｣


｢だからそのうちに未雨さんの所へ行ってくださいっす！｣


｢おい、お前ら！総長のために道を作れ！｣


波瑠…


みんな…ありがとな。


そう思いながら俺はみんなが作ってくれた道を走り、前へ進んだ。


未雨を助けるために。


ひたすら前に進むとそこには倉庫の入口らしきものがあった。


入口…


中で敵が待機してたら身動きがとれなくなる。


そう思って俺は入口のドアを蹴り飛ばした。


が、中の反応はない。


敵はみんな外の方にいるのか？