死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「霖也....」


「璃羽都、俺がどれだけこの日を待っていたかわかるか?お前に復讐できる日を...」


俺に....復讐....


「お前が俺の全てを奪ったんだ。覚悟はできてるよなぁ?お前ら....殺れ」


霖也がそういったと同時にbaideddoの連中は俺らの方に殴りかかってきた。


「お前ら.......俺らもやるぞ!!」


「「おう!!」」


みんなはそう返事をして俺らもbaideddoの連中を殴り、気絶させていった。


霖也....どうして変わっちまったのかよ...


俺の....せいなのか?


俺は霖也について考えながらひたすら殴った。


今考えても仕方ねぇ。霖也に直接!


「お前ら聞いてくれ!霖也のとこに行くための道を作って欲しい!」


俺がそう言うとみんなはニカッと笑って


「「待ってました!!」」


と言って俺の目の前にいる敵を殴って道を作ってくれた。


「璃羽都、今だぜ!早く霖也のとこ行けよ!」


「話したいこと....あるんだろ?」


蒼弥...


「おう!」


みんなまじでありがとう。


俺は心の中で外で戦ってる仲間と俺らを先に行かせてくれた仲間、今ここで戦ってくれている仲間に感謝をし、霖也の前にたった。


「霖也....話がある。」


「俺もお前と話がしたいと思っていたところだ。」


今まで俺は霖也が雷鬼を抜けて新しい族を作り、雷鬼の先代総長で霖也と仲が良かった大輝(たいき)さんをなぜ殺したのかわからなかった。


「璃羽都、お前は相変わらずわかりやすいなぁ。俺について知りたいんだろう?良いだろう教えてやる」


そう言って霖也は俺に語りだした。


「俺らはお前のせいで不幸になった」


俺ら....?


「俺らは14んの時に族....雷鬼を作った。あん時は楽しかった。だが俺はその年に両親を殺された」


霖也の両親が殺された?一体誰に....


「俺の両親はお前....璃羽都の両親に殺されたんだよ」


俺の両親が.....霖也の両親を殺した?


そんな馬鹿な......


「その話....どこで?」


「両親が死んでから数年後、ある男が俺の前に現れた。そして言ったんだ。《俺はお前の両親の同期だ。お前の両親は殺された。桐ヶ谷 璃羽都という名の両親に》とな」


「俺だって最初は信じなかったさ。だけどアイツは様々な証拠を持ってきた。それを見たら嫌でもわかっちまうだろう?お前の両親が俺の両親を殺したってことがよぉ!」


「っ.....!」
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