死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「前にも話したと思うんだけど私ね、あの日....全てを失って霖也の元についていった。」


あの時は本当にそれしか私には道がなかった。


目的のためならなんでも利用出来るものはする。いらないものはすぐに切り離す。


それと....誰も信用してはならない。


それを心に決めて過ごしてた。


けど、私の目的の詩雨が本当に生きている証拠がなかった。


このまま生きていても意味が無い。そう思った私はお母さん達の元へ行こうとした。


そんな時に出会ったのが璃羽都だった。


「最初はね、面倒くさい奴に捕まったと思ったんだ」


璃羽都に、雷鬼のみんなに出会ってから私はまた昔みたいに笑うこと.....人を信じることができるようになった。


みんなのおかげで私は詩雨と再開することも出来た。


本当に感謝してる。


だけど....私のせいでみんなを不幸にさせてしまった。


みんなに怪我をさせてしまった。


「それはお前のせいじゃ....「わかってる。」


「璃羽都や雷鬼のみんなならそう言ってくれること。だから....ありがとう。」


「本当にありがとう。私、雷鬼のみんなが....璃羽都のことが大好き!」


私はとびきりの笑顔でそう言った。


「じゃあ私はこれから別の用があるからもう行くね」


「あっ...ちょっ...」


私は璃羽都が言い出そうとした事を聞かずに病室から出た。


そして雷鬼から離れた。
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