死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「未雨、未雨!!」


「ん?まだ…寝かせてぇ…」


「いい加減起きねぇーと遅刻すんぞ!!」


遅刻?学校は休みだよぉ?


ん?そういえばっ!!


とまた前みたいに慌てて準備をした。


「またまた…すみません。」


そう。私は前にもこんなことをしてしまった。それは倉庫に行くことになった日だった。


朝は苦手なんですよねぇ。


だって夜は死に場所を探してる分、朝はいっぱい寝ることに私の習慣はなっている。


「俺はいいけど、急がないと蒼弥達に怒られるぞ。」


蒼弥たち…


そう。今日は夏那ちゃん?と言う子と、遥輝という人も一緒に買い物に行くことになっている。


「……」


「大丈夫か?」



「大丈夫…だし。」


と言いながら璃羽都後ろに乗って待合場所に向かう。


そこに着くと


「あぁ!!この子が噂の?!」


噂?


「よぉ、璃羽都」


「あぁ。遅くなってすまん。こいつが寝坊して…」


なんて言う璃羽都を1発殴って


「そ、その…ごめんなさい。私のせいで…」


なんて謝ると


「ん?別に気にしてないよぉ〜。未雨だったよね?私は伊藤 夏那(イトウ ナナ)。よろしくね。」


「はい。よろしくお願いします。夏那さん。」


なんて一礼する。
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