死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「もう!!未雨どこに行ってたの?」


「ちょっとトイレ?」


すると夏那は私の腕を掴んで


「ほら、浴衣選びに行こ?未雨はどういうのがいい?」


「なんでもいいけど…」


別に浴衣じたいに興味はないし…


「じゃあ、私が未雨に似合うものを選んであげるね。」


「うん。じゃあ、よろしくね?」


と夏那は未雨の腕をとり、また歩き出した。


「あっ、でも…璃羽都達が黒とかピンクとか言ってたし、それも考えてみるか。」


と言ったことは未雨は知らないまま夏那について行った。


みんな可愛い浴衣だけど…私には似合わないんだろうな〜


ってか浴衣って…間近で始めてみるかも…


璃羽都たちに出会って初めてが多いいかもな…。


「ん?なんかいいの見つけた?」


「いや、なんでもないよ。」


でもあまり馴れ馴れしくはしない。深入りすればあとが悲しくなっちゃうからね…


私は死ぬ。でもその前に思い出作りってのも悪くないか。


他にも夏那を美月にあわせたいな〜。


そしたら2人とも仲良くなりそう。それなら夏那は1人にならないし!!


と考えながら夏那にコーディネートされる未雨であった。
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