死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

私の幼なじみ

ここに来てからずっと学校行ってないし、そろそろ行った方がいいかな?


でも、行くのめんどくさいしなぁー。


でも、これ以上学校行かなかったらまた美月から電話が来るし…


「どーしょっかなぁ…」


と考えてたら


「何を悩んでんだ?」


と璃羽都に声をかけられた。


そっか、今日、バイト休みだったんだっけ?


「学校行こうか、行かないどこうか迷ってた。」


と言うと


「行った方がいいぞ!!」


と即答で返された。


「…そう?」


「前にも話したろ?行けるうちに行けってな。」


そうだよね…。別にいじめを受けてるわけじゃないし…


学校に行くか…


と早速支度をする。


「今日から行くのか?」


「すぐに考えが変わるから、変わらないうちに学校行くことにする。」


と素っ気なく返す。


「じゃあいってく…」


"行ってくる"と言おうとした時だった。


「待てよ。」


と璃羽都に腕を掴まれ、


「送ってくから。バイクで!!」


こいつ…私が1人でバイクが乗れないのを知ってて…


「歩いていくからいい!!」


と言ったものの、無理やりバイクに乗せられ、学校に…


本当にこの人なんなのよ!!


自分勝手な俺様みたい…


いや、もしかすると本当の俺様?


私、ヤバいやつに出会ったのでは?


まぁ、どうせ死ぬからどうでもいいけど!!


と心の中で1人でつぶやく。


「学校は5時には終わるよな?5時にまた迎えに来るから正門に来いよ。」


とだけ言って璃羽都はまたバイクで走っていった。
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