死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
なんであんなに怒ってんのか分からないけど、蒼弥を怒らせない方が良いのはわかる。


「蒼弥様までどうして?どうしてあの女のことなんかをっ。」


と真希が言い出した。


「聞こえなかったか?お前に関係ねぇーって言ってんだろ?」


怖っ…。


そう思ったのは私だけでなく他の3人もだったらしい。


足が震えているのがすぐに分かる。


私も怖いとは思うがそこの3人よりでは無い。


それより、あの蒼弥を止めなくていいのだろうか。


「さっさと言え。美月ちゃんは?」


「あ、あいつなら…○○パークランドの裏道に、い、いると思います…」


なんて震えながら凛が言った。


すると蒼弥は遥輝を向いて


「ねぇ、遥輝ここ任せていいかな?」


なんて遥輝に言うと先に走って教室から出ていってしまった。


「ったく…めんどくせぇーの任せやがって…」


蒼弥が教室から出ていくと3人はホッと一息をついた。


とても蒼弥が怖かったらしい。


「未雨と璃羽都も先に行っとけ。ここは俺がやるから。」


遥輝がそう言うと、私と璃羽都もすぐに○○パークランドに向かった。


「さてと。お前ら、自分が何したかわかってるよな?」


「「「っ…」」」
< 85 / 276 >

この作品をシェア

pagetop