死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
「ゴタゴタうるせぇーんだけど?お前らに関係ある?俺、今すごくイライラしてんの。さっさと美月ちゃんの居場所教えてくんない?」


すると


「蒼弥様までどうして?どうしてあの女のことなんかをっ。」


なんて真希?って女が言ってるが…


"あの女なんかを"?


いい加減その口閉めていいかなぁ?


マジでうぜぇー。


「聞こえなかったか?お前らに関係ねぇーって言ってんだろ?」


殺気を込めて言うと


3人は余程怖かったのか足が凄く震えていた。


どうやらこの事には未雨ちゃんも怖いと思ったのか、未雨ちゃんも肩が少し動いた。


あー…未雨ちゃんに悪いとこしたかな?


なんて謝ろうとしたけどそれは後でで良いか。


それより、今は…


ともう一度3人に視線を戻して


「さっさと言え。美月ちゃんは?」


と聞くと


「あ、あいつなら…○○パークランドの裏道に、い、いると思います…」


なんて震える声で凛が言った。


そして、俺は遥輝を見て


「ねぇ、遥輝、ここ任せていいかな?」


なんて遥輝の返事も聞かずに俺はすぐに教室を出て○○パークランドの裏道へと向かった。


遥輝ならあとは大丈夫だろう。


って…未雨ちゃんたち置いてきちゃったけど…。


なんて立ち止まって考えるが、


別に大丈夫かな?


まぁ、それより、美月ちゃんを探して、助け出すことが今は一番大事か。


と俺は、また走り出した。
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